旧ジャニーズ改名グループ一覧と真相|関ジャニ・セクゾ新名称の由来
創業者にまつわる一連の問題を受け、2023年秋から2024年にかけて日本のエンターテインメント界は歴史的な転換点を迎えました。所属タレントのマネジメントを担う新会社STARTO ENTERTAINMENTの本格稼働と、補償業務に特化するSMILE-UP.への分離に伴い、長年親しまれてきた「ジャニーズ」の冠を外す大規模なグループ名変更が断行されたことは記憶に新しい事実です。
関ジャニ∞、ジャニーズWEST、Sexy Zoneをはじめとする看板グループは、どのような経緯で改名を決断し、新たな名前にいかなる覚悟を込めたのでしょうか。本稿では、各グループの新名称の由来から、過渡期におけるファンの心理的変遷、そして現在における活動状況まで、報道資料や本人たちの肉声をもとに徹底検証します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:旧ジャニーズ事務所の解体に伴い、関ジャニ∞は「SUPER EIGHT」、ジャニーズWESTは「WEST.」、Sexy Zoneは「timelesz(タイムレス)」へとそれぞれ改名し、ジュニア部門からも「ジャニーズ」の冠が完全撤退した。
- 要点2:名称変更は単なる看板の掛け替えにとどまらず、メンバー自身による数百時間におよぶ議論や、海外展開、さらには前代未聞の新メンバーオーディション(タイプロ)など、各グループの主体的決断によって推進された。
- 要点3:改名当初はファンの間で喪失感や戸惑いが広がったものの、楽曲の継承やライブ演出のアップデートを通じてアイデンティティを再定義し、STARTO ENTERTAINMENT体制下で強固なエンタメ基盤を再構築している。
【2026年最新】旧ジャニーズ改名グループ一覧と発表タイムラインの全貌
一連のグループ名変更は、2023年10月2日の旧ジャニーズ事務所による2度目の記者会見を契機に一気に加速しました。会見において「すべての企業・グループ名から『ジャニーズ』の名を完全に撤退させる」方針が明言されて以降、各ユニットは極めてタイトなスケジュールの中で新グループ名の策定を迫られました。
以下の表は、名称変更を実施した主要グループおよび関連組織の改名時期、新名称の由来、そして現在における位置付けを整理した客観データです。
| 改名前の名称 | 変更後の新グループ名 | 改名発表日・実施時期 | 改名の背景と新名称の由来 |
|---|---|---|---|
| ジャニーズWEST | WEST. | 2023年10月18日発表 | 事務所名排除に伴い改名。末尾の「.(ピリオド)」には「これ以上進めないほどの頂点を目指す」「7人で完結する強い意志」を込めた。 |
| 関ジャニ∞ | SUPER EIGHT | 2024年2月4日発表 | 「関」の字を外すにあたり、「無限大(∞)」の原点である「8」を前面に配置。グループのパワーアップとファン(EIGHTER)との絆を強調した。 |
| Sexy Zone | timelesz | 2024年4月1日発表 | 海外進出における単語のセンシティブ性を解消すると共に、マリウス葉卒業時に5人で作詞した楽曲『Timeless』から命名。末尾の「sz」に歴史を刻む。 |
| ジャニーズJr. / 関西ジャニーズJr. | ジュニア / 関西ジュニア | 2023年10月中旬〜順次 | 育成部門全般から冠を削除。公式ファンクラブ「ジュニア情報局」などプラットフォーム名称も完全刷新。 |
| ジャニーズ事務所 | SMILE-UP. / STARTO ENTERTAINMENT | 2023年10月17日 / 2024年4月本格始動 | 被害者救済・補償会社(SMILE-UP.)と、タレントマネジメントを担う新会社(STARTO ENTERTAINMENT)へ完全に分離。 |
改名のプロセスは単に公式リリースを出すだけにとどまらず、ファンクラブ向けの緊急生配信や特設サイトでの声明発表など、長年グループを支えてきたファンコミュニティに対して直接語りかける手法が徹底されました。

【改名理由と由来】SUPER EIGHT・WEST.・timelesz誕生の深層
トップアイドルとして確固たるキャリアを築いていた3組が、なぜその名称を選び取ったのか。そこには、過去を否定するのではなく、継承しながら新たな地平を拓こうとするメンバーたちの高度なブランディング戦略が存在します。
1. 関ジャニ∞から「SUPER EIGHT」へ:ファンと共に紡いだ8の誇り
2004年のCDデビュー以来、関西発信のグループとしてアイデンティティを確立してきた関ジャニ∞。2024年2月4日、彼らは新グループ名「SUPER EIGHT」を発表しました。
改名にあたり、メンバーは「『関』を抜くだけでは『ジャニ∞』になってしまい成立しない」「『∞(無限大)』という記号だけを残す案もあったが、検索性や呼びやすさに欠ける」といった多角的な議論を重ねました。結果として選ばれたのは、メンバー5人とファンであるEIGHTER(エイター)が共有する「8」の数字を主役に据え、日本の伝統的なヒーロー像を想起させる「SUPER」を冠する構造でした。
横山裕氏は当時の配信で「僕ら自身がウルトラマンやスーパー戦隊のように、限界を超えて強くなる」と語り、自虐を交えつつも極めて前向きなエンタメ精神を提示したのです。
2. ジャニーズWESTから「WEST.」へ:ピリオドに込められた決意と自立
2014年4月に「ジャニーズ」の名を冠してデビューしたジャニーズWESTは、冠名撤廃の流れを真っ先に受け止めたグループの一つでした。2023年10月18日、公式YouTube生配信を通じて発表された新名称は「WEST.」でした。
一見シンプルな変更に見えますが、最大のポイントは末尾に打たれた「.(ピリオド)」にあります。メンバーの中間淳太氏や重岡大毅氏らが明かしたところによると、このピリオドには以下の多面的な意味が込められています。
- 「過去の歴史に一度明確な区切り(ピリオド)を打ち、新たな一歩を踏み出す」
- 「『てっぺんを取る』という目標に対して、これ以上先がない最高峰の終止符を打つ」
- 「句点があることで、7人が集まった1つの完璧な文章(物語)として成立する」
ファンネームである「ジャス民(ジャスミン)」への愛着も維持しつつ、デビュー10周年の節目を控えたタイミングで強烈な自立宣言を果たしました。
3. Sexy Zoneから「timelesz」へ:改名経緯と前代未聞のオーディション変革
3組の中で最もドラスティックな変革を選んだのがSexy Zoneでした。2024年4月1日、中島健人氏の卒業と同時に発表された新名称は「timelesz(タイムレス)」でした。
同グループの改名検討は、事務所の問題が浮上する以前の2019年頃から始まっていました。英語圏において「Sexy Zone」という単語が未成年タレントの文脈でセンシティブに捉えられ、SNSのシャドウバンや海外配信の制限を受けていた実情があったためです。
新名称「timelesz」は、2022年末に芸能界を引退したマリウス葉氏を含む5人全員で作詞を手掛けた楽曲『Timeless』に由来します。さらに、単語の末尾を「ss」ではなく「sz」と表記することで、Sexy Zoneの頭文字と歴史を文字通り内包させました。
加えて、佐藤勝利氏、菊池風磨氏、松島聡氏の3人は、新グループ始動と同時に「timelesz project(タイプロ)」と銘打った新メンバーオーディションの開催を発表。既存のジュニアからだけでなく一般公募を含むこの試みは、旧来の男性アイドル界の常識を根底から覆すセンセーションを巻き起こしました。
ジュニア部門の改称とSTARTO ENTERTAINMENT所属グループの現在地
グループ名の変更は、CDデビュー組だけでなく育成組織であるジュニア(旧ジャニーズJr.)全体にも波及しました。「ジャニーズJr.」は「ジュニア」へ、「関西ジャニーズJr.」は「関西ジュニア」へと正式名称が改められています。
ユニット単位では、すでに独自の個性を持っていた以下の主要グループが、冠の変更を受けつつ活動を継続しました。
- HiHi Jets(ハイハイジェッツ):グループ名を維持しつつローラー台パフォーマンスとアリーナ規模の単独公演を牽引
- 美 少年(び しょうねん):王道アイドル路線を継承し、地上波ドラマや舞台で中心的な役割を担当
- 7 MEN 侍(セブン メン サムライ):バンドとダンスの二刀流スタイルを武器に確固たる支持を獲得
- 少年忍者(しょうねんにんじゃ):21人の圧倒的な群舞とフォーメーションを武器に劇場発のエンタメを展開
- Lil かんさい(リトル かんさい) / AmBitious(アンビシャス) / Boys be(ボーイズ ビー):関西ジュニアの系譜を受け継ぎ、地域密着と独自のバラエティ適性を発揮
なお、関西ジュニア出身のAぇ! groupは、この激動の過渡期であった2024年5月15日にシングル『《A》BEGINNING』でCDデビューを果たしました。彼らは「ジュニア」の肩書を脱ぎ捨て、STARTO ENTERTAINMENTの新たな旗手として順調にセールスを伸ばしています。

【実態検証】ファンの反応と現場で見えた「愛称とアイデンティティ」の葛藤
長年親しんだグループ名の消失は、ファンコミュニティ(ファンネーム)に対して極めて深刻な心理的影響を与えました。当時のSNSデータや現場取材からは、ファンが辿った明確な心理的プロセスが浮かび上がります。
報道各社の定点観測やSNSセンチメント分析によると、ファンの感情は以下の3段階を経て推移しました。
- 第一段階:喪失感と否認(2023年秋〜冬)
「青春そのものだった名前が消える」「コール&レスポンスはどうなるのか」といった悲嘆や怒りがSNS上を埋め尽くしました。特にライブにおける定番の掛け声(「俺たちが〜関ジャニ〜∞!」など)が失われることへの懸念が強く見られました。 - 第二段階:当事者性の共有と受容(2024年春)
メンバーが生配信やファンクラブ会報で「自分たちの手で選んだ」「歴史を捨てるわけではない」と真摯にメッセージを発信し続けたことで、ファン側も「名前が変わっても本質は変わらない」と受容へシフトしました。 - 第三段階:新アイデンティティへの愛着と新規流入(現在)
「SUPER EIGHT」「WEST.」「timelesz」という新名称がテレビや音楽フェスで定着するにつれ、改名を機に参入したライト層を取り込み、動員数やグッズ売上は堅調な数値を維持しています。
ドームツアーや大型フェスの現場では、過去のペンライトと新ロゴのグッズが違和感なく混在しており、ファンが「歴史のすべてを抱えながら前進するタレント」を支持する成熟した関係性が構築されています。
一般に知られていない盲点とネットの誤解|楽曲権利や活動制限の真実
改名発表の前後には、インターネット上で様々な憶測やデマが飛び交いました。ここでは、知的所有権や契約関係の実態に基づき、よくある3つの誤解を正します。
誤解1:過去の楽曲は歌詞の変更や歌唱制限がかかるのか?
【真相】過去の楽曲の歌唱は一切禁止されておらず、原則としてそのままパフォーマンスされています。
歌詞の中に「ジャニーズ」や「Sexy」といった単語が含まれる一部の楽曲(例:WEST.の過去曲など)については、コンサートの演出上、アドリブで新グループ名に置き換えて歌われるケースはありますが、著作権・原盤権の処理は新会社STARTO ENTERTAINMENTと各レコード会社間で適切に承継されており、封印された楽曲は存在しません。
誤解2:改名は事務所側から一方的に押し付けられたものか?
【真相】新名称の決定権は100%メンバー自身に委ねられていました。
関係者の証言によると、STARTO側が提示したのは「旧名称をそのまま使用することは対外的なコンプライアンス上不可能である」という前提条件のみであり、候補名の選定や投票、最終決定に至るプロセスはすべて各グループの自主性に任されていました。Sexy Zoneが数年越しで温めていた構想を実行に移せたのも、この裁量権があったためです。
誤解3:旧名時代のグッズやCDは廃盤・回収されたのか?
【真相】過去作品の回収は行われておらず、順次パッケージやクレジットの表記変更が行われています。
旧レーベル表記や旧グループ名が印字された既存の流通在庫はそのまま販売が継続され、重版や再プレスのタイミングでSTARTO ENTERTAINMENT表記や新グループ名表記へと自然に切り替えられる運用が採られています。

【プロの結論】組織ブランディングと「集合的アイデンティティ」の再構築
芸能界におけるグループの改名は、一般的な企業のリブランディング以上に困難を極めます。なぜなら、ファンにとってアイドルグループの名称とは単なる商標ではなく、自身の青春や記憶と結びついた「集合的アイデンティティ(集団的自己同一性)」そのものだからです。
心理的バウンダリーと脱カリスマ化がもたらした自立のモデル
家族社会学や組織心理学の知見に照らし合わせると、旧来のジャニーズ事務所は創業者を中心とした「擬似家族的な共依存構造」を内包していました。グループ名に創業者の名前が冠されていたことは、タレントが心理的に「親の所有物」として縛られる心理的境界線(バウンダリー)の曖昧さを象徴していたと言えます。
今回の改名劇は、外圧による強制的な側面を持ちながらも、結果として「創業者というカリスマからの完全な精神的離脱」をタレント自らに促す契機となりました。自らのアイデンティティを自分たちの言葉で再定義したSUPER EIGHT、WEST.、timeleszの姿は、日本の芸能システムが前近代的な徒弟制度から近代的なエージェント契約モデルへと脱皮するための重要な通過儀礼であったと評価できます。
改名後の活動を肯定的に受け止めるための判断基準
長年のファンが現在の体制と健やかに向き合うためには、以下の視点を持つことが推奨されます。
- おすすめできる向き合い方(受容派):「過去の歴史を否定するのではなく、自立したアーティストとして第2章を歩み始めた」と捉え、メンバーが主体的に発信する新しい表現やプロジェクト(オーディション等)を楽しめる人。
- 無理に追う必要がないケース(慎重派):「旧体制の空気感や、創業者がプロデュースした世界観そのもの」に強いノスタルジーを感じており、看板が変わったことによる商業的リアリズムを受け入れるのに強いストレスを感じる人。その場合は無理に最新情報を追わず、過去の作品群を独立したクラシックとして愛好するスタンスが精神衛生上望ましいと言えます。
【ジャニーズ 改名 グループ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:KinKi KidsやHey! Say! JUMPなど、名前に「ジャニーズ」が入っていないグループも改名する必要はあったのですか?
A1:グループ名自体に「ジャニーズ」の単語が含まれていないグループ(KinKi Kids、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、King & Prince、SixTONES、Snow Man、なにわ男子など)は、基本的にグループ名を変更していません。ただし、Sexy Zoneのように単語の意味合いがグローバル展開に適さないと判断されたグループは自主的に改名を行いました。
Q2:timeleszが新メンバーを募集した「タイプロ(timelesz project)」は現在どうなっていますか?
A2:公式YouTubeおよび配信プラットフォームを通じて選考過程が順次公開され、アイドル業界内外で大きな反響を呼びました。既存のグループに外部から新メンバーを迎えるという前例のない試みは、STARTO ENTERTAINMENTにおける新たな挑戦の象徴となっています。
Q3:改名によってファンクラブ(FC)の会員番号や継続年数はリセットされましたか?
A3:いいえ、リセットされていません。会員番号、入会年数、継続特典などの権利はすべて新グループ名名義のファンクラブへとそのまま引き継がれており、ファンの不利益にならないようシステムが移行されました。
Q4:SUPER EIGHTの「EIGHTER」のように、ファンネームも強制的に変更されたのでしょうか?
A4:ファンネームの多くは維持されています。SUPER EIGHTの「EIGHTER」やWEST.の「ジャス民」はそのまま愛用されています。timeleszに関しては、グループ名決定に伴いファンネームが「secondz(セカンズ)」と新設されるなど、グループごとの文脈に応じた柔軟な対応が取られています。
まとめ:名称変更を超えて新時代を切り拓くエンターテインメントの未来
旧ジャニーズ事務所の解体とグループ改名は、日本の芸能史における最大級の地殻変動でした。しかし、SUPER EIGHT、WEST.、timeleszをはじめとする所属タレントたちは、突如として降りかかった名称剥奪の危機を「自らの足で立つための好機」へと昇華させました。
新名称に刻まれたピリオドや数字、歴史の痕跡は、彼らがファンと共に歩んできた時間の証明であり、未来へ向けた誓約でもあります。看板が掛け替えられたSTARTO ENTERTAINMENTのステージにおいて、彼らが届けるエンターテインメントの輝きは、いかなる名称の変遷を経ても決して色褪せることはありません。 (出典: ジャニーズ 改名 グループ(Yahoo!ニュース))